近年のキャンプブームに伴い、車を車中泊仕様にしたい!バンライフを始めてみたい!と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は私たちが実際に車の床を板張りしてみた手順を解説していきます!
バンライフとは、「バン(van)」と「ライフ(life)」を合わせた言葉で、車を中心としたライフスタイルを指します。
私たちは下記の写真のように車内に電気・シンク・ベットなどをDIYして生活をしています!!
今回は床を板張りにする方法をご紹介いたします!
天井の板張りについてはこちらにまとめてますので、天井の板張りをしたい方はこちらもご覧ください!
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この記事を書いた人
名前:ボンゴライフジャーニー
ボンゴバン(商業車)をDIYして作ったキャンピングカーで日本各地を旅しているカメラ好きのカップル。
車をDIYする方法や旅に関する情報をブログやSNSで発信。
リゾートバイトやブログ、撮影の仕事をしながら旅をしています。
車の購入について
車の後部座席があるとどうしても床が凸凹してしまい、私たちの手では上手く板張りをすることができないと考えました。
そこで、素人の私たちでも板張りがしやすいように、車を購入するときからフルフラットになっている車を探しました。
実際に私たちが購入したのが「マツダの「ボンゴバン」ダブルタイヤタイプ」という車です。
後輪が前輪よりも一回り小さくなっていることで車内にタイヤハウスもなく、とても板張りしやすかったです!!
他にもトヨタのハイエースや日産のキャラバンなどフルフラットにすることができる車も多くありましたが、予算の関係でこちらの車を選びました。
※ボンゴにも車内にタイヤハウスがあるタイプがありますのでご注意ください。
私たちが購入した車には初めから後部座席がありませんでしたが、荷台部分に(オートフロアという)機械が積んでありました。
購入する際にお店の人に外して欲しいと伝えると無料で取ってもらうことができました!
おそらく以前のユーザーさんは工事関係のお仕事をされていた方かと思います。
合板の購入とカット
さて、いよいよ車の床の板張りに取り掛かっていきたいと思います。ここからは下記の手順で行いました。
- 床にあるシートを剥がす
- 合板の購入
- シートを合板に書き写す
- 凸凹を無くすための木材(根太)のカットと合板(床)のカット
1、床のシート剥がし
まずは、床のシートを剥がすという工程です。
おそらくどの車も購入された際は、床にシートが敷いてあるかと思います。
板張りをする際はこのシートが非常に役に立ちます!
このシートを使うことで正確な形の合板をカットすることができます!
このシートは隅についているネジを外すことで簡単に取ることができました!
2、合板の購入
私たちはホームセンターで1820×910、9mm厚の「針葉樹合板」を3枚と根太ようにもう1枚の計4枚購入して使用しました。
板張りをしている方のSNSなどを見ると、使用している合板の種類は人それぞれという感じです。
私達も実際にホームセンターに行き様々な合板を見ましたが、どの種類の合板を購入するかとても迷いました!
購入枚数も車の大きさによって変わってくるかと思います!
沢山ありとても悩みましたので、木材の特徴を少しだけ簡単にまとめます。
- パイン材・・・・松を加工して作られた木材、柔らかい性質のためDIYの加工用に人気
- OSB合板・・・・薄く削られた木片をプレスして接着剤で固めた合板のこと。
- ファルカタ材・・・・柔らかく強度は低い。とても軽く、小物のDIYに使用しやすい。
- 針葉樹合板・・・・柔らかく軽量で、加工がしやすい。
他にも沢山の種類の木材がホームセンターには販売しています。
また、お店によって販売している木材の種類やサイズが異なったりもします。
私たちは針葉樹合板を使用しましたが、板張りをしている方で情報を発信してくださっている方は沢山おりますので、色々な方の意見や情報を参考に購入してみてください!
3、シートを合板に書き写す
木材をカットする前に、先ほど取り外したシートを合板に書き写すことがとても重要です!
購入した合板を3枚並べて、その上にシートを置きます。
鉛筆など線を引ける道具で書き写しましょう。
ここでしっかりとシートを書き写すことで、合板を車の床の形どおり綺麗にカットすることができます。
4、凸凹を無くすための木材(根太)と合板のカット
床をカットしていく前に、根太をカットしていきます。
この根太を床板の下に張ることで、床の凸凹を無くすことができるほか、床板をしっかりと支えることができます!
根太とは・・・・木造住宅などでも使用されている床板を支える材木のこと。床板を張るための下地のこと
私たちはこちらの根太についても「針葉樹合板」使用しました。
こちらの根太のカットですが、私たちはホームセンターでカットしてもらいました!
「加工室」があるホームセンターでは、購入した木材を格安でカットしてもらえます。
素材加工申請書を記入してお店の方にお願いすると、依頼した通りに木材をカットしてくれます。
ホームセンターによっては加工料金や加工できる素材などが異なるため、お近くのホームセンターで確認してみてください!
続いて、床の合板を用意して行きます。
床の合板はカインズ工房でカットしました。
カインズでも購入した商品であれば加工スペースを貸してくださいます!
床の合板は先ほどシートの型を書き写した線に沿ってカットしましょう!
カインズ工房ではジグソーや丸鋸の刃をご自身で購入し用意すれば、道具も借りることができます!
根太と床用の合板をカットすることができたら、木材の準備は完了です!!
もしまだ工具を持っていないという方は、こちらに工具選びのポイントもまとめております。
銀マット
バンライフする方なら銀マットを張ることをお勧めします。
この銀マットを床下に張ることで車内に入ってくる熱を軽減することができたり温度を保つことができます!
ただ、銀マットにも「断熱として使用するのか」、「保温効果として使うのか」で銀マットの向きがあるようです。
簡単に説明すると、断熱として使用するなら銀色の面を下に、保温として使用するなら銀色の面を上にです。
使用用途に合わせて銀マットの向きを変えるとより効果が高くなるようです。
ただ、一度床の下に張ってしまうと中々反対にすることは難しいと思います。
数ヶ月バンライフをした経験から言うと、夏の車内はかなり暑い、冬の車内はかなり寒いです。
なのでバンライフする方それぞれだと思います。
こちらの銀マットの張る向きについても情報を発信している方が沢山おりますので、自分にはどちらが良いのかを考えて張ってみてください!
車への取り付け
いよいよ車への取り付けです!ここまでくれば簡単です!!
今までの手順で用意した、根太・銀マット・床を型取った合板を順番に張っていきます。
- 根太→根太の裏にホームセンターで購入した超強力両面テープを貼り、床と固定します。
- 銀マット→根太の上に重ねて置きます。
- 合板→銀マットの上に重ねておき、根太、銀マット、合板をビスで固定します。
注意点・・・ビスを打つ際は根太の位置を覚えておき、根太に直接打ち込むようにしないとボディに穴が空いてしまう可能性があります。
まとめ
床の板張りの手順をまとめておきます。
- シートを剥がして合板に型取り
- 根太は木材カットサービスでカット、銀マットと床板は型取った線に沿ってカットする
- 根太・銀マット・床板をそれぞれ重ねてボディに固定する。
合板を床のシートどおり綺麗にカットすることができればそれほど難しくはありませんでした。
私達は少し大きめにカットしてしまい、後から微調整するのが大変でした。
型取りの際はシートよりも少し小さめに型を写すかカットの際に少し小さめに切ることを意識することがポイントです。
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